強迫を脅迫する強迫
「人によく思われようとすること」あるいは
「人によく思われようとしている、と見られる振る舞いをすること」が極端に苦手。
「人に何かアプローチするとき緊張する」とかいうレベルではなくて、「自分の中のタブーになっている」と言っていい。
同時に「これは自分の強迫観念であって、克服しなければならない」、という強迫観念、もあって、
アプローチを恐れる時こそその恐怖に打ち勝って一歩踏み出さねばならない!という命令信号が、怖いという恐怖信号とほぼ同時に発動し、ぶつかる。
どこにも自分の意志がない。
状況に応じて自動的に発生する信号にただ振り回されている。
その全てが表の行動にできるだけ影響しないよう、ただ停止している。
とにかく何もしなければ、外の世界では何もなかったことと同じになる。
今の自分にはこれ以外に、平和を守る方法がない。これ以上の力は、今はまだない。
俺という人間の内部構造が、ものすごく単純なただの幼稚さのように感じる時もあれば、
恐ろしく複雑に絡み合ったがんじがらめの迷宮のように感じる時もある。
俺は俺のことをかなり読み解いて理解してきているつもりだが、まさに"それ故に"、何もわからないのだ。何もわからん。