コーヒー飲めるようになった
最近、ブラックコーヒーが飲めるようになった。
元々はカフェオレしか飲めなかった。それも、コーヒー1:牛乳9くらいの、カフェオレっていうか牛乳にコーヒーの風味つけたやつだね…みたいのを飲んでいた。
飲めるようになるまでに段階があって、まず「カフェオレは甘くないやつのが好き」ってことに気づいたのが始まりだった。
なんなら今まで、甘いやつと甘くないやつの区別すらついてなかった。基本好きで飲んでるんだけど、なんか飲んでて途中で気持ち悪くなるやつとそうじゃないやつがあるな…と気づいて、違いが砂糖の有無だった。
家で飲む時、好みというより「そういうもん」だと思って脳死で砂糖を入れていたのをやめてみたら、え、これ俺がいっちゃん好きなカフェオレの味だ…!になった。
さらに言うと、そもそも自分が甘いものあんまり好きじゃないことに気づいたのもここ1年くらい。
それくらい自分は味覚に鈍感というか、たぶん好みが特にないわけでも、舌バカってわけでもないんだけど、自分の食の好みの優先度が低すぎて、あんまり考えたことなかった。だから最近食を知るのが昔より楽しい。
話を戻すと、カフェオレにおいて(つまりブラックで飲めないコーヒーが飲める条件において)、「甘み」が必要ないということがわかった。
少し興味が出てきたので、コーヒーにまつわる知識を得たくなった。
まず、家に常備されているコーヒーはインスタントのみで、コーヒー好きからしてインスタントは「飲めたもんじゃない」とのこと。
インスタントが不味い理由でもある「渋み」に関しては、淹れ方にちょっとこだわる(熱湯で淹れないとかゆっくり淹れるとかそんな感じ)ことで解消されるとのこと。
あとはコーヒーにおける苦手がられる味として「苦味」と「酸味」があって、これは銘柄とか、浅煎り/深煎りで変わるので、好みのものを選んだらよろしい。
諸々の簡単なことを理解して、ある日セブンイレブンのブレンドを試しに飲んでみたら、全然いけた。
だから「飲めるようになった」というより「飲めることに気づいた」の方が正しい。
ブラックコーヒー飲めないのってちょくちょくからかわれるので割とコンプレックスだったのだけど、ざっくり言ってしまえば「質の低いものしか家になかったせいでおいしさを知らなかった」とも言えるし、どの道知識が得られれば克服できる苦手って結構あるんだろうなぁと思った。おわり。