急いで安全な群れの中へ

要領の悪い子もいますから

自己分析:嫌なことを言われた時

漫画やアニメでたまに出てくる、シスターさんとか宗教組織の偉い人とか、信仰心の高いキャラが、愚民の愚かさや卑しさに「哀れな…」とか言って勝手に涙流すやつ、ってあるじゃん。

俺結構その感じあるな、と思うことがたまにある。

 

すごい失礼なことを言われたりとか、卑しいこと、って難しいけど、なんというか、
「ワンチャン狙ってそう」な感じ、をぶつけられるとすごい苦しむ。
その苦しさっていうのが直接傷ついたというよりは、「こういう人って簡単にどうにかならないし、こういう発言はこの世から根絶できないんだな…」ってところで突っかかって、頭がショートしそうになる。
自分という個人が考えたって何にもならないのに、毎回考えてしまう。

なんか、俺って何様なんだ…?何目線なんだ…?

 

まあ客観的に考えると、アダルトチルドレン的な「他者境界の曖昧さ」で説明がつく。

親が不機嫌を撒き散らす人だと、子供は「親の機嫌が悪い=自分の居住空間の危機」だと捉えて、親の顔色を伺って機嫌を取るようになってしまう。
本来、親の機嫌は親自身が取るものだ、という認識が育たない。
(ついでに、自分の機嫌を自分で取る技術も身につかない)
目の前の人がなんかヤバいな、と感じた時、反射的に「自分がどうにかできないか」を考えてしまう。赤の他人相手でもそうだし、加えて俺は抽象的思考がよく回るので、一瞬で対象が「全世界」とかに広がってしまう。

ということが起こっているのかな、と推察している。

 

そして一番困るのが、失礼なことを言われて、まず相手について考えているので、
そもそもの「自分が嫌なことを言われて傷ついた」ということが認識に上ってこないことだ。
認識できていないだけで、傷ついていないわけではなく、その痛みは蓄積していて、
定期的に暴発する。
これが俺の最も反社会的な面である凶暴性・暴力性として残り続けており、これが一番よくないなと思う。

「だから俺に言葉を向ける時はある程度覚悟しろよ(ていうか本来誰が誰に対してもそうだろ)」とも思ってるけど、事実世の中はそんな真面目な人ばかりじゃないし、
自分の中の回路のバグ修正もやっていかないとなぁ…。